当会の河川改修に対する働きかけ

 

 川越市砂久保橋の横にあるこの大エノキは、 河川改修工事に伴い撤去される計画でしたが、当会の下記提案による 埼玉県川越県土事務所との話し合いの結果、 保存されることになりました。
砂久保橋畔のエノキと橋供養碑保全の提案
平成18年8月25日
 平成17年から始まった埼玉県の「不老川床上浸水対策緊急事業」は、河道拡幅工事を中心に現在最下流の川越工区で施工されています。
 この事業を実施するにあたり、埼玉県川越県土整備事務所は平成17年6月から”不老川整備に関する打ち合わせ会”を開催し、広く流域各市と市民団体の意見を聞く事になりました。 不老川流域川づくり市民の会(以下当会)は上記打ち合わせ会に出席し、市民の意見として文書で河道拡幅工事のあり方等について提案を行なってきました。

 平成18年3月に川越市砂久保の砂久保橋畔にある大エノキと供養塔の撤去方針を知り、この歴史遺産の保存を申し入れてきましたが、同7月になって 撤去は砂久保橋の架け替えによるものと判明、当会では検討を重ねた上で会独自の「砂久保橋橋畔樹保全に関する提案書」を作成し、 平成18年8月25日(金)に事業担当者である埼玉県川越県土整備事務所との意見交換会の席上で発表しました。

 この提案書は当会の10年にわたる活動と、多様な視点からの実地調査や課題を整理し、まとめたものです。  下の画像をクリックしてご覧下さい。
  
「砂久保橋」橋畔樹保全に関する提案書   「砂久保橋」橋畔樹保全に関する提案書 資料編
   なお、砂久保橋架け替え事業と当会の主な関わりは以下のとおりです。

 平成18年
      3月    川越市砂久保橋畔の大エノキと供養塔撤去方針を知る
      4月    埼玉県川越県土整備事務所にエノキ保存の申し入れ
      5月    川越環境ネットの有志が保存要請の署名簿提出
      7月    新河岸川流域川づくり見学会での学習
      7月    撤去は砂久保橋架け替え事業(平成18年度事業)によるものと判明
   3月〜8月   度々の現地調査
      8月    意見交換会と提案書の発表
◎・・・現在、狭山市堀兼区間・西武新宿線橋梁付近の河川改修計画に対し、改修後も ”散策等が楽しめる川・多様な生物が生息する川”不老川清流ルネッサンスUの目標)となるように提言しています
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